良好な生物処理をするために |
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活性汚泥法や生物膜法の反応槽には、多種類の微生物群や微小動物が出現します。
微生物とは、細菌・放線菌・糸状菌・酵母や単細胞の藻類をいい、原生動物・後生動物は微小動物と呼びます。
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《良好な活性汚泥ピラミッド》  |
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微生物
| 細 菌 |
バクテリアと呼ばれる単細胞の生物 |
| 放 線 菌 |
細菌とカビの中間的形態をもつ。 |
| 糸状菌(カビ) |
糸状の菌体をもつ多細胞の生物で、菌体が集合して大きな菌糸体を形成。 |
| 酵 母 |
細胞内小器官をもった真核生物で、一生の大部分を単細胞で生活する。 |
| 単細胞藻類 |
緑色になった水槽や池にいる小さな藻。シアノバクテリアが注目される。 |
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微小動物
| 原生動物 |
1個の細胞からできている動物で、ズーグレア・ボルティセラ・アスピディスカなど。 |
| 放 線 菌 |
袋形、環形、節足動物などで、輪虫類・線虫類など。 |
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生物処理法は、微生物・原生動物・微小後生動物などの生態系が適正な食物連鎖で形成されている時には、高い浄化能力を得る事が出来るため、水処理への期待は大変大きくなります。
しかし、生物処理施設の運転管理には数々の複雑な操作条件があり、適切に対応しつつも原因不明で処理効率が低下してしまい、永年の経験から得られた「カン」に頼らざるを得ない事も多く、いつも安定した維持管理が出来るとは限りません。
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- 廃水負荷量
- 水温.DO
- 返送汚泥量
- 滞流時間
- 有害物質
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- 廃水の水質性状
- PH.MLSS
- 空気量
- BOD負荷
- SV30.SVI
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等々、確認すべき操作条件はたくさんあります。
それゆえ、一度くずれた状況を元の状態に戻す事は相当の時間と労力が必要となり、管理する技術者の心労は計り知れないものがあります。
弊社でも、廃水処理施設の保守点検業務を請け負っていますが、トラブル発生時の対処には幾度となく悩みます。
通常時と比較して、どこがどう変わったのかを判断する日頃の観察力と、積み重ねた日々の貴重なデータからの考察が多くのヒントを与えてくれます。また、原因を根気よく追求しながら、当面の応急措置を講ずる努力も必要となります。
1914年に活性汚泥法が開発され、今日に至るまでの約100年、すぐれた処理法にもかかわらず管理技術者は、より良い処理水を追求するために苦労しているのが実情ではないでしょうか。
最後に、水処理管理に従事する皆様方の御健闘をお祈りいたします。
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