有限会社 石川メンテナンス ★産業排水処理☆水処理工業薬品販売☆設備管理★ 「菌多郎」

静岡県富士宮市
(有)石川メンテナンス
産業排水処理
水処理工業薬品販売
設備管理 他

   
『菌多郎』 水処理施設管理計画方法について
 
<<活性汚泥法 >>

BOD負荷 〔kg/日〕

曝気槽の設計および運転管理上の重要な指標。



BOD-SS負荷 〔kg/MLSSkg・日〕   
  (MLSS負荷)
・曝気槽内の単位MLSS量(1kg)に負荷される1日のBOD量。

・標準活性汚泥法では0.2〜0.4で管理する。
    BOD-SS負荷が低い・・・過度に曝気され微細な汚泥片に解体しやすい。
                   処理水のSSは高くなるがBODは低くなることが多い。

    BOD-SS負荷が高い・・・流入水の一部が処理しきれないまま流出する。



BOD容積負荷 〔kg/m3・日〕

・曝気槽 1m3当りに負荷される1日のBOD量で、主に曝気槽を設計する時の指標となる。
・標準活性汚泥法では、0.4〜0.8kg/m3・日が一般的


 
計算方式
 
 
C
曝気槽流入のBOD濃度 ・・・mg/L
 
Q
曝気槽流入水量 ・・・m3/日
 
V
曝気槽容量 ・・・m3
 
MLSS
曝気槽MLSS濃度 ・・・mg/L

・BOD負荷〔kg/日〕=C×Q×
1
1000

・BOD-SS負荷〔kg/MLSSkg・日〕=
C×Q
V×MLSS

・BOD容積負荷〔kg/m3・日〕=
C×Q
×
1
V
1000


汚泥日令〔日〕

活性汚泥の曝気槽平均滞留時間で活性汚泥の新旧交代の期間を表す。

汚泥日令(日)
曝気槽の容量(m3)×曝気槽内MLSS濃度(mg/L)
曝気槽流入水量(m3/日)×流入水の平均SS(mg/L)
 
3〜5日位が標準

汚泥日令が小さい→BOD除去が難しい
          大きい→最終沈殿槽で汚泥の浮上・流出の可能性大




曝気時間
  廃水の浄化は吸着・酸化・同化のプロセスを経る。
曝気時間はこのプロセスを経て廃水が十分に浄化されるに必要な反応時間をいう。
4〜5時間以上は必要。

曝気時間(H)=
曝気槽の容量(m3
×24
曝気槽流入水量(m3/日)


汚泥容量指標
 
汚泥容量指標(SVI)=
SV30(%)×10000
MLSS(mg/L)

30分沈殿後にMLSS 1gが占める容量(ml)を示す。
  正常な活性汚泥では100〜150前後を示す場合が多い。
  値が大きいほど活性汚泥の沈降性や圧密性が低い。


返送汚泥量
 
返送汚泥率(%)=
曝気槽MLSS(mg/L)−曝気槽流入SS(mg/L)
×100
返送汚泥のMLSS(mg/L)−曝気槽MLSS(mg/L)

返送汚泥量(m3)=曝気槽流入量(m3)×返送汚泥率(%)×
1
100

※ SSの量的把握が困難な時は、SV30から返送汚泥量を求めることができる。(近似値)

返送汚泥率(%)=
SV30
×100 (近似的)
100-SV30

100%とは、流入水と同量の汚泥を返送することを意味する。
SV30とは、曝気槽水を 1Lのメスシリンダーにとって30分間静沈した時の界面位置を百分率で表したもの。


余剰汚泥引抜量
 
余剰汚泥引抜量(m3)=曝気槽容積(m3)×
現在のMLSS(mg/L)−管理MLSS(mg/L)
返送汚泥のMLSS(mg/L)

管理MLSS 曝気槽内に維持されるべきMLSS濃度(汚泥負荷)。
現在のMLSS 管理MLSSより増殖している状態のMLSS濃度。
一般的には、除去されたBODの30〜40%程度が一般的。




沈殿槽の滞流時間
 
沈殿時間(H)=
沈殿槽容積(m3
×24(H)
沈殿槽への流量(m3

※3時間以上が望ましいが、あまり長いと腐敗し活性汚泥に悪影響を及ぼすことがある。



例題
 
・曝気槽流入量(Q)
80m3/日
・曝気槽入口BOD濃度(C)
300(mg/L)
・曝気槽容量(V)
60m3
・曝気槽内MLSS濃度(MLSS)
2000(mg/L)
・曝気槽返送汚泥濃度
6000(mg/L)
・沈殿槽容量
25m3
・曝気槽流入SS
500mg/L

以上の条件下では・・・・

○BOD負荷を求める
(kg/m3・日)
300mg/L × 80m3/日 ×
1
=24kg/日
1000


○BOD容積負荷を求める
(kg/MLSS・日)

300mg/L × 80m3/日
×
1
=0.4kg/m3・日
60m3
1000
または
BOD容積負荷(kg/日)
24kg/日
=0.4kg/m3・日
曝気量容量(m3
60m3


○BOD-SS負荷を求める

300mg/L × 80m3/日
=0.2kg/MLSSkg・日
60m3 × 2000mg/L
または
BOD容積負荷(kg/m3・日)
×1000
0.4kg/m3・日
×1000
曝気槽内MLSS濃度(mg/L)
2000mg/L
   
0.2kg/MLSSkg・日


○汚泥日令(日)を求める

60m3 × 2000mg/L
=3日
80m3/日 × 500mg/L


○曝気時間(H)を求める

60m3
×24 =18H
80m3/日


○返送汚泥率(%)を求める

2000mg/L−300mg/L
×100% =43%
6000mg/L−2000mg/L


○返送汚泥量(m3)を求める

80m3 ×43%×
1
=43m3
100


○余剰汚泥引抜量(m3)を
  求める

60m3 ×
3000mg/L−2000mg/L
=10m3
6000mg/L


○最終放流槽の沈殿時間(H)
  を求める

25m3
×24時/日 =7.5時間
80m3/日

いかがでしょうか?
この水処理施設管理計画の方法は、社内勉強会資料の一部です。
御社、水処理施設の日常点検データを当てはめて計算してみましょう。
施設設計(ハード)と保守管理(ソフト)、両面から現状の掌握が出来るかもしれません。
参考としていただければ幸いです。

 

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